恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~

「何よ、しつけって。私たち、もう別れたのよ?」

 すると雅彦は私の首根っこを掴んで、

 路地の壁に押し付けた。

 ゴン! と鈍い音がして、

 頭一帯に痛みが広がる。

「別れた? 誰がそんな許可出した?」

 雅彦の手に力が入る。

「許可って……うぐっ」

「お前は俺に捨てられるまで、俺のモノなんだよ」

 ヤバい、このままじゃ殺される。

「出来の悪い犬は、ちゃーんと言うこと聞くようになるまで調教してやらないとなぁ」

 誰か、助けて……!

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