恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~
「何の嫌がらせ?」
迎えに来てくれたのは大輔だった。
第一声が、それですか……。
「ごめん……」
あの後、お巡りさんにこの交番に連れてきてもらって、
「一人で帰るのは不安でしょう?」
と迎えを呼ぼうという話になった。
「できれば男性がよろしいかと」
と、来てくれそうな男性を呼んだ。
大輔を指名して呼んだわけじゃない。
会社に電話してもらったら電話に出たのが大輔だったのだ。
「お気を付けて」
お巡りさんはそう言って送り出してくれた。