恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~



「何の嫌がらせ?」

 迎えに来てくれたのは大輔だった。

 第一声が、それですか……。

「ごめん……」

 あの後、お巡りさんにこの交番に連れてきてもらって、

「一人で帰るのは不安でしょう?」

 と迎えを呼ぼうという話になった。

「できれば男性がよろしいかと」

 と、来てくれそうな男性を呼んだ。

 大輔を指名して呼んだわけじゃない。

 会社に電話してもらったら電話に出たのが大輔だったのだ。

「お気を付けて」

 お巡りさんはそう言って送り出してくれた。


< 228 / 280 >

この作品をシェア

pagetop