ワケがありまして、幕末にございます。
「愁くん、お茶もういいんじゃないですか?」
「あ、本当だ。
じゃあ俺行きますね」
「はい。
溢さないように気をつけてくださいね」
「ありがとうございます。
あ、沖田さんも口の周りの白い粉とあんこ、ちゃんと落としてから出てくださいね。
では」
「あっ…!!」
急いで口を抑えた沖田さんを横目に、茶と菓子が乗ったお盆を持ってそこを去った。
ちょっと天然が入ってるよね、沖田さんって…。
本当、剣を持った時と大違いだ。
そんな事を思っていると土方の部屋につく。