甘く、甘い、二人の時間



「分かってるわよ!!どうせ私はガキだもの。物分かりが悪くてごめんなさいね!」





菫はそう怒鳴り、俯いてしまう。



「おい、菫?」




どうしたらいいのか分からない。


謝ったくらいで許してもらえるようなレベルじゃない。


こんなに怒った菫は見た事がなくて、焦ってしまう。



「…今日は帰る。」




え??


うそ、だろ?



菫はさっと立ちあがり、余裕のない俺を置いて足早に店を出て行った。




「こら、菫!ちょっと待て!!」



結局他の客の目なんて気にもせず、大声で呼び止めるも…



菫はどんどん行ってしまった。

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