甘く、甘い、二人の時間



二人で眠るベッド。


よく見ると、お揃いの新しい枕。



すうすうと寝息をたてる愛しい人は、どうやらお揃いが好きらしい。



「…ありがと。」



起こさない位の声で囁いて、そっと頬にキスをした。



拓海と一緒に暮らせる日を楽しみにしていた。


この日が来るのが待ち遠しかった。


でも、それは私だけじゃないんだって、枕を抱き締めながら実感する。


"楠木菫"って書かれたケーキ。

お揃いのマグカップ。

お揃いの枕。



拓海も、私と同じ気持ちでいた事が伝わって来て、幸せな気持ちで一杯になる。


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