甘く、甘い、二人の時間
その大きな手で私の髪を触り、にっこりとほほ笑む。
「さっきの菫、甘くて、可愛くて、美味しかった。」
「…え///」
真っ赤になって反応する私をからかうように顔を近づけ、今度は優しく頬を撫でる。
「もしかして、足りなかった?」
「やだ、違うよ!」
「でも寝れないんだろ?」
とても楽しそうな表情で、意地悪な台詞を囁く拓海。
「そうじゃないから!」
必死に反論する私を見て、にやりと唇の端を持ち上げて笑う。
「まあ、いいか。今日からはいつでも菫に触れられるし。…覚悟しといて?毎日毎日、可愛がってあげるよ。」
「う…」
「そうそう、菫特製のチョコもまだあるしね。当分は甘い時間を堪能できそうだな。」
嬉しそうに笑う拓海は、私の額にキスを落とす。
そうしてSの表情を引っ込めていつもの拓海に戻ると、私を優しく包み込んだ。
「今日は、こうやってまったり過ごそう。これからは毎日同じ時間を過ごせるから。」
「うん。」
拓海のぬくもりを感じて、ドキドキして、でも暖かくて安心して。
自然と瞼を閉じていた。