sky princess
あまりの大きさと迫力に、とっさにランの袖を掴んだ。
大丈夫だからとランは私に言い聞かせた。
ランは狼に近付くと、いきなり頭をなで始めた。
えっ?
状況が分からない私は、困惑した表情をした。
『ラン…、なにしてんの……?』
普通に接してるランに、驚かされる。
「ん?あぁ、コイツは俺のパートナー。ウルってんだ」
ウルと呼ばれる狼は、喉を鳴らしながら撫でてとでも言うように近寄ってきた。
『パートナーって?』
ウルを撫でながら、ランに聞いた。
「この国の仕組みをまだ話してなかったな。この国の人間は全員魔法…つまり、魔力がある。そして、一人一人が俺みたいにパートナーがいる。一人一匹契約をするんだ」