sky princess
------15分くらい走っただろうか------。
すると、目の前に大きな都が見えてきた。
その中心の奥に、大きくそびえ建つ城があった。
「着いたな。あれが俺たちの国、スカイクロスだ。とりあえず、お前のことをまだ国民に知られるわけにはいかないからこのマントを着てろ」
「分かった」
私はランに言われたとおりに、渡されたマントを着てフードを深く被った。
「真正面から入るしかないなぁ・・・。フードが取れないようにしとけよ。あと、絶対に手を離すんじゃねぇぞ」
言葉の代わりにランに掴まってた手をさっきより強く握り締める。
それを確認したランはウルに合図を出し、その合図とともにウルが再び走り出した。
スカイクロスの街の中を疾走するウルを街の皆は次々と道を開けてく。
まるで、そのことが頻繁にあるように。