使者の黙示録
みんなが団司に目を移すと

髪はボサボサ、服はヨレヨレで妙に締まりがなく

痩せた身体は見るからに不健康そうであり

そんな団司は「神」という言葉とは、かけ離れているように思える。

おそらく、団司を見る誰もが同じように思うに違いない。


マザー・アミコが、ポツリとつぶやく。


「そう…ですか…」


神の存在をまったく信じない彼女は、団司を警戒しながら詮索にかかる。


(この男、私の大事な運命の申し子に何の目的で近づき、何を吹きこんだのだ?)


無意識に装う平静な顔が

彼女の「ただでは済まさない!」という想いを覆い隠そうとする。

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