使者の黙示録
マザー・アミコの団司に対する警戒心と憤りが、頂点に達しようとするが

熱くなってゆく想いとは逆に、彼女の頭脳は冷静さを求める。

それがマザー・アミコに笑顔の表情を作らせる。


「神様のお力がいただけるなんて、うらやましい限りですわ」


団司に向かって、笑顔で話すマザー・アミコだが

その目は、決して笑ってはいない。


「神様が私たち人間に対して、どうお考えなのか聞いてみたいですわね」


彼女は団司を言葉でねじ伏せようとする。


(ふん、なにも言えまい)


マザー・アミコの勝ち誇った想いが、彼女の全身から滲みでる。

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