赤い下着の主
女は予想とは違いストレートの黒髪という真面目そうな出で立ちで、下着以外にもシャツやキャミソールなどを干しているようだった。
シャキシャキと洗濯物を干しているので、顔がよく見えない。
このままでは洗濯物で完全に顔を拝めなくなる。
それじゃあいっそのこと……。
好奇心を抑えられなくなった優は、
「偶然を装って挨拶でもかましてやろう」
そう覚悟を決めた。
シャッ、と勢いの良い音。
ガチャッ、ガラガラガラ……。
窓を開けて、いざベランダからこんにちは。