赤い下着の主
しかし、それからであろうか。
優はなんとなく見てはいけないものを見てしまったような気がして、それ以来気軽にベランダの窓を開けることができなくなってしまった。
あの美人教師のパリッとしたワイシャツの中に真っ赤な下着が身に付けられていると思うと、教師に対して抱いてはいけないモヤモヤとした……いや、ムラムラとした感情を抱いてしまうからだ。
もう誰彼構わず興奮してしまうような年ではないと思っていたのに。
思春期の終わりを迎えているといっても、やはりまだ思春期に片足が残っているらしい。