赤い下着の主

 しかし優は説教の内容なんかより玉置が隣にいることばかりが気になり、

「はい」

「すみません」

 と適当な相槌しか打てなかった。

 二人の自宅が近付き、そろそろ別れようかという頃。

 美人教師との別れが惜しくなった優の口から、ついついこんな言葉が出てしまった。

「先生、意外と小さいですね」

 クールな表情をしていた玉置は一瞬ムッとして、

「あなたが大きいだけよ」

 とはねつける。

 いつもクールな彼女の顔が歪んだ。

 優はそれに、思わずキュンとしてしまった。

< 24 / 350 >

この作品をシェア

pagetop