赤い下着の主

 口調はクールのままだが、顔は困惑を隠せていない。

 拒否も叱責もないということは、少なからず彼女にも好意があるとみなす。

 優は今、自分が優位に立っているのだと認識した。

「意外って、どういう意味ですか? 俺、ヘタレっぽいってことっすか?」

「平たく言うと、そうね。草食系男子っぽい顔してるから」

「俺、結構肉食ですよ」

「あら、そうなの」

 優が優位に立っているのが気に入らないのか、玉置はあくまで強気に言葉を発している。

 可愛い。

 きっとずっと年上なんだろうけれど。

「だから先生、覚悟しておいてくださいね」

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