赤い下着の主

 玉置はベランダの手すりに腕をかけて、そこに頭を乗せた。

 しかし視線は優に向けたまま。

「今日、気持ちいい天気だね」

「そうですね」

「こんな日に家に引きこもってるなんて、もったいない」

「試験前の課題をやってたんです」

「ああ、なるほどねー」

 クールな美人教師の、穏やかな笑顔が優の胸を締め付ける。

 学校でこの姿を見れるのは、きっと自分ひとり。

 お向かいさんという、スペシャルなロケーションに感謝。

「先生は、出かけないんですか?」

「うーん、出かけようと思ってたけど、面倒になっちゃって」


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