赤い下着の主
美奈実はそれを軽くかわして、自分の仕事に取り掛かった。
今日はプリントを山ほど刷らなければならないのだ。
教師は視野が狭いとか、出会いが少ないとか言われるが、実際のところそれは事実である。
教師という職業は、人生の多くを生徒に費やさなければならない。
それは企業で自社製品や営業などに費やさなければならないのとは少し違う。
例えば私生活でも下手なことはできないし、人間的に尊敬に値する人格を持たないと粗が出る。
それらを基盤とした暗黙のルールみたいなものがたくさんあって、いちいち守っていると視野も広がらなければ出会いもない。