赤い下着の主

 乱暴にそれを放って、ネクタイもシュルッと力任せに抜き取り、ワイシャツはボタンをいくつか外して中に着ているTシャツと一緒に脱ぎ捨てた。

 白くて引き締まった若い体。

 美奈実はドキドキしながら彼を見つめる。

「あんま見ないで。恥ずかしい」

 梶原は照れたように笑った。

 そんなにキレイな体をしているのに。

「あんたにも恥ずかしいとかいう感情があるのね」

「どういう意味?」

「何の恥じらいもなく、こんなことしてると思ってた」

 すると彼はまた笑いながら、

「まさか。ホントはメチャクチャ恥ずかしいに決まってるでしょ」

 と言いながら一旦美奈実にキスをした。

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