憧れの彼と恋する方法

シャワーを浴び、ソファーに座って髪の毛を乾かしていると、何処からか音楽が鳴っている事に気がついた。


「ん…?」


ベットの上に無造作に放り投げられた携帯を手に取る。


「メールだ」


そのまま片手で受信メールを開いたその瞬間…

私は驚いて言葉を失い、ついでに手の力が抜けて携帯を床に落としてしまった。





『件:お疲れ様です

本文:初メールです!
忙しくてなかなかメール出来ませんでした。
って別に待ってないか(^^;)』



「め、め、メール!竜司君からメールっ!!」


携帯を持つ手を高々と上げ、誰も居ない家の中で思わず叫んだ。
< 75 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop