憧れの彼と恋する方法
シャワーを浴び、ソファーに座って髪の毛を乾かしていると、何処からか音楽が鳴っている事に気がついた。
「ん…?」
ベットの上に無造作に放り投げられた携帯を手に取る。
「メールだ」
そのまま片手で受信メールを開いたその瞬間…
私は驚いて言葉を失い、ついでに手の力が抜けて携帯を床に落としてしまった。
『件:お疲れ様です
本文:初メールです!
忙しくてなかなかメール出来ませんでした。
って別に待ってないか(^^;)』
「め、め、メール!竜司君からメールっ!!」
携帯を持つ手を高々と上げ、誰も居ない家の中で思わず叫んだ。