空しか、見えない
「サチさ、どんな記者やってんの?」
のぞむがおもむろに問いかけてくる。
「どんなって? 小さな業界紙の記者だって、報告しなかったっけ?」
「だからさ、俺が訊いてるのは、どんなかってことなんだけど、日本語通じない?」
「のぞむ、しばらく会わないうちに、性格悪くなったみたいね。環じゃなくても、いちいち腹が立つ」
そう言うと、鼻で笑われた。でもどこか余裕のあるような笑い方だった。
のぞむがおもむろに問いかけてくる。
「どんなって? 小さな業界紙の記者だって、報告しなかったっけ?」
「だからさ、俺が訊いてるのは、どんなかってことなんだけど、日本語通じない?」
「のぞむ、しばらく会わないうちに、性格悪くなったみたいね。環じゃなくても、いちいち腹が立つ」
そう言うと、鼻で笑われた。でもどこか余裕のあるような笑い方だった。