私の子猫くん
「……もう!」




何か怒ってる?





「……ごめんね?僕、何か悪いことしちゃったかな?」





何が悪かったのかは分からないけれど、杏が怒ってるのは嫌だから、僕は小さな声で謝った。





「……別に怒ったわけじゃなくて、照れくさかったの。あんなに面と向かって……」





その言葉を聞いてもよく分からなかったけれど、杏が怒ってないならいいや。





「ちょっと私の隣で座っててくれる?すぐに終わるから。」





「はーい。」





杏がそう言ってから、何かみんなで話しをしていたけれど、僕には何を話しているのかちんぷんかんぷんで、すぐに杏に寄りかかって寝てしまった。


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