キミがいた夏~最後の約束~
『人殺し!!』
『あんたが死ねばよかった!!』
大きな声で罵倒されていたから
きっと近所にも丸聞こえだった
その頃かな…
小学校の黒板に書かれていたのは
私はその言葉を受け入れていたし
お父さんも別段庇うそぶりは見せなかった
その頃お父さんも仕事が忙しかったし
私とお母さんは2人きりになることが多かった
『消えて!!私の目の前から消えてよ!!』
『ごめんなさい…』
『あんたみたいなこ大っ嫌い!!』
『ごめんなさい…』
私はお母さんから何かを言われたら反射的に謝るようになっていた
それがまたお母さんの気にさわったのだろう…
今度は叩かれるようになっていた
バシッッッ━━━!!
『謝ったら済むなんて思わないで!!』
でも私を叩いた後…
お母さんは自分の手をしばらく見ていて
『ゴメン…ゴメン…』
小さな声で泣きながら謝っていたのを知っている
お母さんも自分の気持ちがコントロール出来なくて苦しんでいたんだよね…
もっとも最後の方はノイローゼのようになっていたのかもしれない…
そんな状態が2年続いた…