キミがいた夏~最後の約束~
「ここで住まわすっていっても、問題はそれだけじゃないの」
「何がだよ」
「美鈴ちゃんは未成年なのよ!そんな子を親の許可もなしに住まわしたらどうなると思う?」
橘先輩は黙って聞いている
都さんの言ってる意味がわかったからだろう
私がお父さんから隠れてトビーさんの家で住むことは難しくはない
けれどお父さんがトビーさんを訴えたら…
今のお父さんならやりかねない
「じゃあ児童相談所に相談してトビーさん達が里親になれば…」
「それも無理なの」
「なんでだよ!」
「あんた、里親になるのにどれだけの時間がかかると思ってるのよ!!
私たちの身辺や経済力、全て調べられて、それでも最低3ヶ月かかるのよ」
「3ヶ月…」
橘先輩の綺麗な顔が悲痛に歪んでいく