キミがいた夏~最後の約束~
「それから私が2年になって彼が4年生3回目の冬…」
都さんは息を少し吸って決意したように口を開く
「彼の彼女に赤ちゃんが出来たってわかって…」
私も顔をクシャリと歪めた
「もうメチャクチャ泣いた!告白もできないで失恋よ!」
都さんの瞳に少し涙が浮かんでいた
そうとう悲しかったと思う
今、一緒になれて本当によかった
「それで彼はね…子供が出来たって聞いた途端に、スッパリとサーフィンをやめてしまったの」
「え…」
「子供が生まれるのに半端は出来ないからって…ホントはプロサーファーになるのが夢だったくせにね…」
都さんは呆れた様な視線をトビーさんに送るけど
その目は優しい…
「ホントはもうプロになれるとこまで来てたのよ?でもプロになってもそれで食べてなんていけないからって…」