キミがいた夏~最後の約束~




「それから彼は卒業してそれっきり」


都さんは両手をあげる


「え?じゃあその後はどこで再開したんですか?」


都さんは私の質問に含みをもった顔で答える


「どこだと思う?」


「え?どこだろう…」


都さんはそう言って笑って


「ここ」



その場で指を下にする



「え?ここって…テイクオフですか?」


「そう!」



すごい…


それって偶然!?


それとも…



「当時私は週刊紙で、天才サーフィン少年の記事を書いてて…」


そう言って私にウインクしてくる…


私は少し頭を傾けると、ある考えが思い浮かんだ



「橘先輩…!?」


「そうなのー!」


私はそんなところに話が繋がると思いもよらず

なんだか頬が熱くなる



「すごい…」


「でしょ?私もまさか、こんなところで再会するとは思ってもみなかったわ~」


そう言って都さんは優しい笑顔で笑った






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