キミがいた夏~最後の約束~



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うう…眠い


昨日の夜は結局あまり眠れなかった


「美鈴、どうしたの?目がちょっと腫れてない?」


「え?そう?昨日、夜中までマンガ読みすぎたかな?」


するどい綾香の指摘を受けて下手な嘘を付く


だからと言って綾香は無理に聞いてきたりしない


本当に綾香の存在がありがたい


「橘先輩、今日帰ってくるね?」


「…うんそだね…」


そう言うと綾香は私の背中をトントンっと叩いて大丈夫だよって言ってくれた


私の態度ってバレバレだよね


いつからこんな弱い女の子になってしまったのか


とにかく働こう


丁度忙しくなってきたので何も考えずにひたすら働いた


もしかしたら嫌われたかもしれない


そんな不安に押し潰されそうな心を


動き回ることによってなんとか紛らわしていた




「はあ…なんとか落ち着いた…」




そうして時計を見たら4時半になろうとしていた


そして店の扉が密かに開く


ガチャ━……


チリリーン━━━‥‥…


鈴の音を聞いて
私は一瞬ドキリとして振り替える






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