接吻ーkissー
ただ、2人がどちらも大事だからだ。

入学式の時、1人だった私に声をかけてくれた由良。

年上でも、私を好きでいてくれる竜之さん。

私にとって、2人は大事な人だからだ。

「――璃音…」

「わかってやってくれないか?」

突然、第3者の声が入ってきた。

間違える訳がない、大好きな彼のその声を。

「――ッ!」

由良が身構えたのがわかった。

私はその声に視線を向けた。

「ったく、返事くらいよこせっつーんだよ」
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