接吻ーkissー
ちょっと待って…!

確か、その場所って…!

そう思った時、ジーッとワンピースのファスナーが下がる音が聞こえた。

下ろされてしまうと、当然なってしまう。

ワンピースを脱がされたら、当然下着姿になってしまう。

「――黒か…」

菊地さんが呟いた。

えーっと、下着的には…どうなのでしょうか?

黒い下着は、果たしてどうなのでしょうか?

もちろん、今日はこう言うことがあることを予想して選んだ訳じゃない。

と言うか…むしろ、こうなることになるなんて全く思っていませんでした。

「理性破壊もいいところだな」

「えっ、あっ…」

ニヤリと菊地さんが笑ったと思ったら、耳元に唇が近づいてきた。
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