今宵は天使と輪舞曲を。

 彼はとても雄々しい勇敢な男性ではあるが、唯一の欠点といえばこの短気なところだ。自分の考え通りに物事が進まないと癇癪を起こしてしまう。
 しかし欠点なんて人間なら誰にでもあるし、苛々するのも仕方のないことだ。だってヘルミナも同じ気持ちだからだ。簡単に彼と一緒になれないことが何よりもずっと苛立ってしょうがない。特にメレディスとラファエルには嫌悪を通り越して憎悪へと変わっている。
 それだけ、彼もまたヘルミナと一緒になりたいと思ってくれていると思うから――。だからヘルミナは素直に謝った。

「そ、そんなはずは!! ごめんなさい、尾行はしっかり撒いたつもりだったの。許して」
 彼は震えるヘルミナの身包みをすべて剥がし、口を塞ぐと胸の膨らみに口を押し当てた。頂を舌先で何度も転がされ、あるいは甘噛みされて吸われる。そうなればヘルミナはもう何も話せない。彼の後頭部を包み込み、腰が左右に揺れるばかりだ。足の間にある茂みに骨張った指が入ってくる。内壁を静かに開かれ、襞を擦られればじんわり蜜が溢れ出す。胸を乱暴に揉み扱かれても痛みはない。内壁にある蕾を口に含まれたからだ。甘く噛まれ、吸われてしまえばヘルミナはすぐに絶頂を迎える。大きな嬌声を上げてベッドに倒れ込んだ。
 しかし彼はそれだけでは満足しなかったらしい。ぐったりした彼女の腰を持ち上げると大きく反り上がった肉棒をひと息に貫き、何度も抽挿を繰り返した。


< 383 / 440 >

この作品をシェア

pagetop