本と私と魔法使い
「じゃ、俺、また探してくるから」

私は笹木を見送った。


「…は…あなたはー…」

なにかの声が風にのって聞こえた。

「?」

辺りを見渡したけど、私以外誰も居ない。

…何?


「ーきづい…てー…」
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