キミ色季節。【完】
あたしのほうに
何か言いたそうに
向かってくる…。
両手にはたくさんの荷物。
まぁ、学期終わりだから。
「これで歩けと?」
荷物を示すように
両手を少し高く上げた。
「…は…?」
そういえば。
冬の期間は
家が遠い人だけが
バス通を許可されていて…
あたしと麗さんの家は
近いんだけど
麗さんのあたりはバス、
あたしのとこは
範囲に入ってなくて…
「じゃっ!悪いな!」
「はぁー?!」
麗さんはバスの方へ
行ってしまった…
このとき無理にでも
一緒に帰ってたら
何か違ったのかな…