キミ色季節。【完】
「熊倉~!あ、髪巻いてきたね~」
「里奈が言ったんじゃん!」
「うんうん、可愛い!」
里奈もテンション上がってるみたい。
あたしは
正直乗り気じゃなかった。
1番来てほしい人は
絶対に来ないのだから――…
教室の隅で
ひとり、ケータイをいじってた。
特にする事もないし、
客なんか
全然来ないし。
つまんない…
「熊倉」
「あ、里奈どっか行きたい?」
「んーん。暇なだけー」
「だよねぇ…歩き回ると先輩見つけて挨拶しなきゃだし」
ただただ、グダグダして
はじめての文化祭は
終わった。