キミ色季節。【完】
「まてよ」
「…」
「聞きたいことがあんだけど」
ドクンッ
心臓が嫌な音を立てる。
「…」
「…なんでしゃべった?」
「…」
「こうなることわかってただろ?」
「…」
「…泣いたってどうもならないからな?」
「…っ」
違う、違うよ。
誰かが聞いてたの、あたしと愛莉の会話を。
でも、それは
ただの言い訳で
あたしは愛莉には話したのも事実。
こんな空気知らないよ…
雪よりも冷たくて悲しい。
泣きたくなんかないのに、
めんどくさいって
思われたくないのに
「言ったんだろ?」
そんな麗さんの軽蔑の声が、
視線が
心に刺さるの…。