魔王と王女の物語
ラスがべったり離れなくなり、その原因になっている金褐色の女とコハクの目が合い、
もうまるで興味を失っているコハクはホットミルクを飲んでいるラスの頬をぺろぺろと舐めた。
「もう部屋行くか?俺人ごみ嫌い」
気が付けばティアラの姿も消えていて、リロイ一人が囲まれていて困った顔をしていたが、敢えてそこは無視してラスを抱っこすると村長に声をかけた。
「俺もう寝っからそこの小僧を手厚くもてなしてやれよ」
「コー、もう寝るの?傷の手当しなくっちゃ。ワンちゃんは?」
「ワンワンは呼ばないと出て来ねえの。気に入ったのならまた呼んでやるよ」
――2階へと上がり、ティアラの部屋の前を通った時シャワーを使う音がして、
魔王、にんまり。
「俺消毒薬借りてくっからチビは部屋に戻っとけよ。誰か来ても開けない!わかったか?」
「うん、わかった」
部屋に戻るのを確認してティアラの部屋のノブを回すと施錠されていて、指で鍵穴に触れて何か唱えると、かちりと開く音がした。
そして無断で中に入り、ベッドの上にネグリジェなどが置いてあるのを見てにんまりしながら布団に潜り込んで待っていると…
ティアラと魔王、ご対面。
「きゃぁっ!?私の部屋で何を…っ」
「いい光景だなあ。お前は母ちゃん似だな」
――持っていたバスタオルで慌てて身体を隠すが、魔王は全てをばっちり見ていた。
そしてティアラが危険だと感じている妖しい笑みを浮かべて立ち上がると、
硬直して動けないのをいいことに肩口を指でなぞって、腰を屈めると耳に息を吹きかけた。
「お前の処女、俺がもらってやってもいいぜ。忘れられねえ夜にしてやるよ」
「や、やめて!触らないで!」
「ふうん、相変わらずツンツンなことで。デレっとしてりゃあ俺も可愛がってやるのに」
赤い瞳の中にゆらゆらと黒い炎が揺れていて、魔に魅入られたティアラは声を出すこともできず、その腕に捕らわれた。
「何か画策してるみてえだけど俺を怒らせない方がいいぜ。わかったか?」
かくかくと頷くティアラの白い頬を撫でて、
いやがらせだと言わんばかりに…
唇を重ねた。
もうまるで興味を失っているコハクはホットミルクを飲んでいるラスの頬をぺろぺろと舐めた。
「もう部屋行くか?俺人ごみ嫌い」
気が付けばティアラの姿も消えていて、リロイ一人が囲まれていて困った顔をしていたが、敢えてそこは無視してラスを抱っこすると村長に声をかけた。
「俺もう寝っからそこの小僧を手厚くもてなしてやれよ」
「コー、もう寝るの?傷の手当しなくっちゃ。ワンちゃんは?」
「ワンワンは呼ばないと出て来ねえの。気に入ったのならまた呼んでやるよ」
――2階へと上がり、ティアラの部屋の前を通った時シャワーを使う音がして、
魔王、にんまり。
「俺消毒薬借りてくっからチビは部屋に戻っとけよ。誰か来ても開けない!わかったか?」
「うん、わかった」
部屋に戻るのを確認してティアラの部屋のノブを回すと施錠されていて、指で鍵穴に触れて何か唱えると、かちりと開く音がした。
そして無断で中に入り、ベッドの上にネグリジェなどが置いてあるのを見てにんまりしながら布団に潜り込んで待っていると…
ティアラと魔王、ご対面。
「きゃぁっ!?私の部屋で何を…っ」
「いい光景だなあ。お前は母ちゃん似だな」
――持っていたバスタオルで慌てて身体を隠すが、魔王は全てをばっちり見ていた。
そしてティアラが危険だと感じている妖しい笑みを浮かべて立ち上がると、
硬直して動けないのをいいことに肩口を指でなぞって、腰を屈めると耳に息を吹きかけた。
「お前の処女、俺がもらってやってもいいぜ。忘れられねえ夜にしてやるよ」
「や、やめて!触らないで!」
「ふうん、相変わらずツンツンなことで。デレっとしてりゃあ俺も可愛がってやるのに」
赤い瞳の中にゆらゆらと黒い炎が揺れていて、魔に魅入られたティアラは声を出すこともできず、その腕に捕らわれた。
「何か画策してるみてえだけど俺を怒らせない方がいいぜ。わかったか?」
かくかくと頷くティアラの白い頬を撫でて、
いやがらせだと言わんばかりに…
唇を重ねた。