魔王と王女の物語
「お盛んだねえ」
――コハクは今その部屋に踏み入って、荒々しい息を上げる7人の小人、1人の王子、そしてたった1人の女のスノウをにやにやしながらドアに寄りかかって見ていた。
「あらコハク様…本当に来てくれるなんて」
「いやそりゃもうヤらしてくれるんだったらいつでも来るし。お前の格好はそそるけど…男たちのはいけねえな」
――全員全裸――
ラスが美しく成長するまで“絶世の美女”の冠を欲しいがままにしていたスノウは、
年月が経つにつれ広がって行った噂に危機を覚えていた。
“ゴールドストーン王国の勇者の1人娘が目を疑うほどの美人らしい”
…居ても立っても居られなくなり、こうして自分の目でラスを見に来たのだが…
その噂は嘘ではなく、ラスは可愛らしく、媚びた様子は全くなく、とても自然体だった。
嫉妬心に火がついて毒入りのリンゴを手渡すところまでは成功したのに…
それを食べたのは、得体のしれない美貌の男のコハク。
「毒、効いたぜ。魔女の継母に盛られたやつともしかして同じとか?」
「…毒とか私、そんな怖いことは何も…」
シーツで身体を隠しながらスノウがじわりと目じりに涙を浮かべると、
王子と小人たちは揃ってスノウを庇い、その白い裸体に全員が触れるとコハクを非難する。
「僕たちの姫がそんなことするわけがない!言いがかりはやめろ、そして出て行け!」
「うるさいよ死体愛好家の王子に複数プレイ好きの小人さんたち。お前らがどんなに頑張ったってスノウは満足してないのに気付いてないとかどんだけ寂しい奴らなんだよ」
「な…なに!?」
余裕たっぷりの態度で腕を組み、くつくつと笑うコハクの態度に気色ばんで詰め寄ろうとした面々の脚は、スノウの一言でぴたりと止まった。
「みんな、出て行って。コハク様とお話がしたいの」
「す、スノウ…」
口元を手で隠して肩で笑っているコハクを瞳で射殺しそうな目をしながら全員が出て行き、
スノウがシーツをベッドに落として立ち上がった。
「来て、コハク様…」
――コハクは今その部屋に踏み入って、荒々しい息を上げる7人の小人、1人の王子、そしてたった1人の女のスノウをにやにやしながらドアに寄りかかって見ていた。
「あらコハク様…本当に来てくれるなんて」
「いやそりゃもうヤらしてくれるんだったらいつでも来るし。お前の格好はそそるけど…男たちのはいけねえな」
――全員全裸――
ラスが美しく成長するまで“絶世の美女”の冠を欲しいがままにしていたスノウは、
年月が経つにつれ広がって行った噂に危機を覚えていた。
“ゴールドストーン王国の勇者の1人娘が目を疑うほどの美人らしい”
…居ても立っても居られなくなり、こうして自分の目でラスを見に来たのだが…
その噂は嘘ではなく、ラスは可愛らしく、媚びた様子は全くなく、とても自然体だった。
嫉妬心に火がついて毒入りのリンゴを手渡すところまでは成功したのに…
それを食べたのは、得体のしれない美貌の男のコハク。
「毒、効いたぜ。魔女の継母に盛られたやつともしかして同じとか?」
「…毒とか私、そんな怖いことは何も…」
シーツで身体を隠しながらスノウがじわりと目じりに涙を浮かべると、
王子と小人たちは揃ってスノウを庇い、その白い裸体に全員が触れるとコハクを非難する。
「僕たちの姫がそんなことするわけがない!言いがかりはやめろ、そして出て行け!」
「うるさいよ死体愛好家の王子に複数プレイ好きの小人さんたち。お前らがどんなに頑張ったってスノウは満足してないのに気付いてないとかどんだけ寂しい奴らなんだよ」
「な…なに!?」
余裕たっぷりの態度で腕を組み、くつくつと笑うコハクの態度に気色ばんで詰め寄ろうとした面々の脚は、スノウの一言でぴたりと止まった。
「みんな、出て行って。コハク様とお話がしたいの」
「す、スノウ…」
口元を手で隠して肩で笑っているコハクを瞳で射殺しそうな目をしながら全員が出て行き、
スノウがシーツをベッドに落として立ち上がった。
「来て、コハク様…」