魔王と王女の物語
コハクが急に笑ったので、コハクに向けて伸ばしたスノウの白い手がかじかんだように動いた。
「何が…おかしいの?」
「その態度は駄目だなあ。コーフンしねえし、そそらねえ。あー興ざめ。俺、チビんとこ戻るわ」
ノブに手をかけて出て行こうとしたコハクの細い身体にぶつかるようにして抱き着き、元々いつも潤んで見える黒瞳をさらに潤ませて見上げた。
「お願い…焦らさないで…!」
「据え膳食わぬは男の恥っていうしどうしよっかなあ」
――わざと焦らして、
その間にスノウは真っ黒な出で立ちのコハクの服に手をかけ、マントを落とし、黒いシャツのボタンを外して、
ごくりと喉を鳴らした。
「今喉鳴らしたな?スノウ姫はエロ姫でした、か。言いふらして回ろっかなー」
「コハク様…あなたの身体…とても…」
「待て待て。抱いてやってもいいけど、ひとつ俺と契約をしろ。いいな?」
「なんでもします、だから…!」
――本当は、ラスにしか見向きもしないコハクを自分の虜にさせてラスに屈辱を味あわせてやろうと思っていた。
…だが、
コハクの身体を見た途端、そんな考えは霧散して…とにかく抱かれたくて、ベッドにコハクを押し倒す。
コハクは押し倒されつつ、首筋に唇を這わせてくるスノウを冷めた赤い瞳で見つめて、唇を吊り上げた。
「チビに…ラスに手を出すな。あれは俺だけのもんだ。俺だけがいじめて、俺だけが手を出していい女だからな。わかったか?」
「わかりました、わかりましたから、だから…」
――態勢を入れ替えてコハクが押し倒す形になると、はだけたシャツを顎で指して命令する。
「お前が脱がせろ」
「はい、喜んで…!ああコハク様…忘れられない夜にしてください…」
恥じらいを見せてコハクを誘って見せたが、相変わらず黒ずくめの謎の男は口角を吊り上げた笑みを見せてスノウの顎を取ってときめかせた。
「契約を破れば死ぬよりもつらい苦痛がお前を襲うだろう。これは俺とお前の契約だ。くくっ、お前にメリットはないが俺には十分な契約だな。行くぞ」
――言葉で呪いをかけ、
スノウの魂は一生コハクに捕らわれる。
「何が…おかしいの?」
「その態度は駄目だなあ。コーフンしねえし、そそらねえ。あー興ざめ。俺、チビんとこ戻るわ」
ノブに手をかけて出て行こうとしたコハクの細い身体にぶつかるようにして抱き着き、元々いつも潤んで見える黒瞳をさらに潤ませて見上げた。
「お願い…焦らさないで…!」
「据え膳食わぬは男の恥っていうしどうしよっかなあ」
――わざと焦らして、
その間にスノウは真っ黒な出で立ちのコハクの服に手をかけ、マントを落とし、黒いシャツのボタンを外して、
ごくりと喉を鳴らした。
「今喉鳴らしたな?スノウ姫はエロ姫でした、か。言いふらして回ろっかなー」
「コハク様…あなたの身体…とても…」
「待て待て。抱いてやってもいいけど、ひとつ俺と契約をしろ。いいな?」
「なんでもします、だから…!」
――本当は、ラスにしか見向きもしないコハクを自分の虜にさせてラスに屈辱を味あわせてやろうと思っていた。
…だが、
コハクの身体を見た途端、そんな考えは霧散して…とにかく抱かれたくて、ベッドにコハクを押し倒す。
コハクは押し倒されつつ、首筋に唇を這わせてくるスノウを冷めた赤い瞳で見つめて、唇を吊り上げた。
「チビに…ラスに手を出すな。あれは俺だけのもんだ。俺だけがいじめて、俺だけが手を出していい女だからな。わかったか?」
「わかりました、わかりましたから、だから…」
――態勢を入れ替えてコハクが押し倒す形になると、はだけたシャツを顎で指して命令する。
「お前が脱がせろ」
「はい、喜んで…!ああコハク様…忘れられない夜にしてください…」
恥じらいを見せてコハクを誘って見せたが、相変わらず黒ずくめの謎の男は口角を吊り上げた笑みを見せてスノウの顎を取ってときめかせた。
「契約を破れば死ぬよりもつらい苦痛がお前を襲うだろう。これは俺とお前の契約だ。くくっ、お前にメリットはないが俺には十分な契約だな。行くぞ」
――言葉で呪いをかけ、
スノウの魂は一生コハクに捕らわれる。