魔王と王女の物語
コハクが作ったスープや肉料理がずらりとテーブルに並べられた。
明らかに1人で食べれる量ではなくぽかんとしていると、両肩を押して椅子に座らされたラスは唇を尖らせた。
「コー、こんなに食べれない」
「じゃあ俺も一緒に食おっかな」
「うん!」
まだ顔色は真っ青なままだったが、傷が塞がったことで痛みがなくなったラスはスープを口に運んで瞳を輝かせた。
「すっごく美味しい!」
「だろ?いやー、俺って魔法も使えるしかっこいいし料理も作れるし。サイコーじゃね?」
「うん、コーってサイコー」
満面の笑顔でそう返されるとさすがのコハクも耳を真っ赤にしながら乱暴に肉を口に放り込んでラスの隣にべったり座った。
「これ食べたらあの棺のとこに行こうね。私が開けなきゃいけないんでしょ?」
「まあそうなんだけど…絶対ふらつくぞ?すげえ血が出たんだからな。今も無理してるんだろ?」
…そう言われると確かにまだ貧血のような症状があったが、早くコハクの本体に会いたい。
本体に戻ったら自分の影からコハクは居なくなるが…
コハクと一緒に太陽の下を歩くことができるようになる。
ずっとずっと、それが夢だったのだから。
「リロイ…どうしてるかな」
「…気が触れそうになってたぜ。今はボインとグラースが傍についてやってるから大丈夫だろ」
「コー…リロイに痛いことしてないよね?殺さないでくれてありがとう」
ナイフとフォークを置いたラスが膝が触れ合いそうな距離で隣に座っているコハクの腕に抱き着くと、コハクは鼻で笑った。
「殺意を抑えるの大変だったんだからな。後で会いに行ってやれよ」
「うん!」
コハクを心配させないためにももりもりと肉や野菜を口にしてお腹いっぱいになると、次は肉をフォークで刺してコハクの口に運んだ。
「はい、あーん」
「ぶふっ!あ、あーん…」
目を泳がせながら口を開けると容赦なく奥の方に肉を突っ込まれて…むせた。
「おいし?」
「げほっ、ん、美味い!やっぱ俺ってサイコー!」
「うん、サイコーサイコー!」
有頂天!
明らかに1人で食べれる量ではなくぽかんとしていると、両肩を押して椅子に座らされたラスは唇を尖らせた。
「コー、こんなに食べれない」
「じゃあ俺も一緒に食おっかな」
「うん!」
まだ顔色は真っ青なままだったが、傷が塞がったことで痛みがなくなったラスはスープを口に運んで瞳を輝かせた。
「すっごく美味しい!」
「だろ?いやー、俺って魔法も使えるしかっこいいし料理も作れるし。サイコーじゃね?」
「うん、コーってサイコー」
満面の笑顔でそう返されるとさすがのコハクも耳を真っ赤にしながら乱暴に肉を口に放り込んでラスの隣にべったり座った。
「これ食べたらあの棺のとこに行こうね。私が開けなきゃいけないんでしょ?」
「まあそうなんだけど…絶対ふらつくぞ?すげえ血が出たんだからな。今も無理してるんだろ?」
…そう言われると確かにまだ貧血のような症状があったが、早くコハクの本体に会いたい。
本体に戻ったら自分の影からコハクは居なくなるが…
コハクと一緒に太陽の下を歩くことができるようになる。
ずっとずっと、それが夢だったのだから。
「リロイ…どうしてるかな」
「…気が触れそうになってたぜ。今はボインとグラースが傍についてやってるから大丈夫だろ」
「コー…リロイに痛いことしてないよね?殺さないでくれてありがとう」
ナイフとフォークを置いたラスが膝が触れ合いそうな距離で隣に座っているコハクの腕に抱き着くと、コハクは鼻で笑った。
「殺意を抑えるの大変だったんだからな。後で会いに行ってやれよ」
「うん!」
コハクを心配させないためにももりもりと肉や野菜を口にしてお腹いっぱいになると、次は肉をフォークで刺してコハクの口に運んだ。
「はい、あーん」
「ぶふっ!あ、あーん…」
目を泳がせながら口を開けると容赦なく奥の方に肉を突っ込まれて…むせた。
「おいし?」
「げほっ、ん、美味い!やっぱ俺ってサイコー!」
「うん、サイコーサイコー!」
有頂天!