魔王と王女の物語
“抱きたい”
その言葉の意味をラスは必死に考えていた。
…今すでに自分はコハクの腕の中に居る。
だからきっと、違う意味なのだろう。
「抱きたいって…コー…どうすればいいの…?」
「疎過ぎるっつーのも罪だぜ。チビ…森の奥で鹿がしてた光景見ただろ?」
確かに、見た。
コハクから“赤ちゃんができる行為だ”と教わり、お尻を振ってコハクを動揺させ、笑わせたこともある。
…あれを今ここで?
動物はもちろん服を着ているわけではなく、つまり…服を脱いであれを?
――みるみる顔色の変わってゆくラスが迷っているのはありありで、ただもうコハクも止まることができなかった。
大切に大切にしてきたけれど――
本体に戻り、今ここで、太陽の下でラスを抱きたい。
今でなければ、いやだ。
「絶対優しくする、って前に言ったよな?チビ…俺のことを信用してくれ。俺のことを愛しているなら…俺を受け入れてくれ」
「…うん、わかった。コーのこと信用してるし…そ、それに…あ、あ、愛してるよ。だから大丈夫」
ラスが受け入れ、瞳を閉じた。
いつもならコーフンして“爆発する!”と叫んでいた男は、ラスの背中に腕を回し、ファスナーをゆっくりと下げた。
「こ、コー…」
「怖くない。これからはもっともっとチビのことを好きになる。チビも俺のことをもっともっと好きになる。これが“愛し合う”ってやつだ。わかるか?」
「まだ…わかんない。でも信用してるから。何されても大丈夫」
男と女が愛し合い、子供が生まれる――
今コハクがしようとしていることは、子供が生まれるようなことだ。
いくらラスでもだんだんコハクがしようとしていることがわかってきて、身体を浮かせてドレスを脱がしやすいようにした。
「も、やべえ…。緊張して手が震えてきた…」
「コー、頑張って」
ラスに励まされてようやく笑みが込み上げてきたコハクはドレスを脱がせ、太陽の下で輝くラスの真っ白な肌に…見惚れた。
「綺麗だ…チビ…」
「コー…好き。愛してるよ」
泣きそうな声で――
その言葉の意味をラスは必死に考えていた。
…今すでに自分はコハクの腕の中に居る。
だからきっと、違う意味なのだろう。
「抱きたいって…コー…どうすればいいの…?」
「疎過ぎるっつーのも罪だぜ。チビ…森の奥で鹿がしてた光景見ただろ?」
確かに、見た。
コハクから“赤ちゃんができる行為だ”と教わり、お尻を振ってコハクを動揺させ、笑わせたこともある。
…あれを今ここで?
動物はもちろん服を着ているわけではなく、つまり…服を脱いであれを?
――みるみる顔色の変わってゆくラスが迷っているのはありありで、ただもうコハクも止まることができなかった。
大切に大切にしてきたけれど――
本体に戻り、今ここで、太陽の下でラスを抱きたい。
今でなければ、いやだ。
「絶対優しくする、って前に言ったよな?チビ…俺のことを信用してくれ。俺のことを愛しているなら…俺を受け入れてくれ」
「…うん、わかった。コーのこと信用してるし…そ、それに…あ、あ、愛してるよ。だから大丈夫」
ラスが受け入れ、瞳を閉じた。
いつもならコーフンして“爆発する!”と叫んでいた男は、ラスの背中に腕を回し、ファスナーをゆっくりと下げた。
「こ、コー…」
「怖くない。これからはもっともっとチビのことを好きになる。チビも俺のことをもっともっと好きになる。これが“愛し合う”ってやつだ。わかるか?」
「まだ…わかんない。でも信用してるから。何されても大丈夫」
男と女が愛し合い、子供が生まれる――
今コハクがしようとしていることは、子供が生まれるようなことだ。
いくらラスでもだんだんコハクがしようとしていることがわかってきて、身体を浮かせてドレスを脱がしやすいようにした。
「も、やべえ…。緊張して手が震えてきた…」
「コー、頑張って」
ラスに励まされてようやく笑みが込み上げてきたコハクはドレスを脱がせ、太陽の下で輝くラスの真っ白な肌に…見惚れた。
「綺麗だ…チビ…」
「コー…好き。愛してるよ」
泣きそうな声で――