BLack†NOBLE


『瑠威、いい加減にしろ。いつまで言わせておくつもりだ?』


 カルロが小型のマキシムを構えた。

 一斉に周りが銃装備する。


『俺が弾幕を作る、ヤれ! 瑠威』



『ふはははは! 流石だな! カルロ、おまえにマキシムを見せられると生きた心地がしないよ』



 カルロに銃を下げるように合図した。


 カルロは下ろさない。




『カルロ、銃を下ろせ』


『瑠威様、しかし……』レイジも軽機関銃に両手を添えたままだ。

 
 生きた心地がしないのは、俺も一緒だ。


 相手の出した銃口は全て俺に向いている。数では、こっちが勝っていても誰かが引き金をひけば真っ先に俺が死ぬ。



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