BLack†NOBLE



 男がシャツに手をかけると、瑠威のシャツのボタンを乱暴に弾け飛ばした。

 その胸元から程よく引き締まった胸元がちらりと見える。



『オマエの事を抱きたいと思う男に売るのもいいな。最高の眺めだ。

 カメラ持って来い』


 男はクスクスと笑いながら、瑠威のベルトに手を伸ばす。


『蔵人……はやくしろっ!』


 瑠威は、ギュッと目をつぶった。




─────蔵人は、絶対に助けにくるはずだ……



『蔵人……助けて……』








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