Princess of Magic
『えっ?!』
庇「驚いたでしょう?私もびっくりだわ。」
スティックを影にした後前に向くとあれだけあった荷物が忽然と消えている。
『荷物・・・私どこかに消してしまいました?・・・』
庇「えぇ。でも、心配する必要は無いのよ。荷物は全てソコに入ってるから。」
庇保が指差した先を見ると、庇保は姫の影を指差していた。
『影・・・?もしかして、あのさっきの…』
庇「えぇ。まさか1回で正解するとは思わなかったけれど…さっきのも魔法よ。影は持たない大きな鞄のようなものなの。買ったものはさっきのように影に入れるといいわ。」
『はい。教えてくれてありがとうございます。』
庇「それじゃあ、帰りましょうか?今日は疲れたでしょう?明後日から学園が始まるからゆっくりと休みましょう?」
『はい。』
庇保は部屋の扉に何かのカギをさして回した。
扉の向こうは、家だった。
『えっ?!』
庇「これはオプションね。この空間と家の空間をつなげたの。」
魔法って何でもありなのね・・・
『・・・・あ。でも、この後ココ大丈夫なんですか?』
庇「扉を一度閉めると空間は元に戻るから大丈夫よ。」
『便利ですね。魔法って。』
庇「悪用する人たちもいるから気をつけないといけないけれどね。」
会話が終わると二人は扉を抜けて家へとはいって行った。