Princess of Magic
 『!!!!・・・・ゆ、め…姫嘉のキヲク?』

全ては妃芽の見た夢だったのだ。この国の創世記の…

嘉「・・・えぇ。この国の始まりよ。」

 『姫嘉が見せたの?』
嘉「いいえ。あなたが見たの。」

 『あんなに軽~い会話からこの国が生まれたの?』
嘉「えぇ。」


 『軽すぎる・・・あれからどうなったの?』

嘉「あの後は、私と祇で異空間を作って面積広げて、荒地に草生やして、一応の為に強力な結界を張ったわ。そこでみんなが目覚めて・・・あの驚きようったらもう…ほんっとに面白かったわ。で、祇が何人かを連れて旅立ったの。」


 『祇は帰って来たの?』
嘉「当たり前でしょ?私が本気で祇もきずかないくらい分かりにくい魔法で守ったんだから。」

 『で、結婚したの?』
嘉「まぁね。祇が帰ってきたら少し休ませて、みんなの強制的な後押しで私たちが国の王と王妃に仕立てられたし…」

 『現代にそれがどう伝わっているのか気になる…』

嘉「とりあえず…寝れば?まだ、明け方よ?」

 『うん。姫嘉おやすみ。』

嘉「おやすみ。」



そうして、妃芽はまた寝た。


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