その仮面、剥がさせていただきます!


三時間目が終わり……四時間目の授業が終わった。


そして今はお昼休み。


数時間が過ぎ、今朝あんな忌々しいことがあったということが少しだけ薄れていた。


なのに……




「リツのお弁当美味しそうだね」


ニッコリと完璧な笑顔で微笑む王子があたしの目の前にいる。

王子はコンビニ袋からパンと紙パックに入ったレモンティーを取り出すと、お母ちゃんが作ってくれたあたしのお弁当を覗き込んだ。


「俺もパンじゃなくってお弁当が良かったな……」

羨ましそうに?呟くと、王子はナイロンを破ったパンをひと口食べた。


「リツ……食べないの?お昼休み終わっちゃうよ」


紙パックにストローを刺し、それを加えながら可愛らしく首を傾ける。





あの~



疑問が満載なんすけど?




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