Only One



―――「はぁっ、はぁっ」

『どう?電流のお味は。』


この身体に電流を流され続けて、どれくらい時間が経ったのか分からない。

最早、芹那は身体的にも精神的にも限界だった。

大量の汗が流れ、力を抜けば、すぐにでも意識が飛びそうだった。


「もうっ、ぃ、や…っはぁああぁあああっ」

『クスクスクスッ…もっと、俺の為に鳴けよ。』

「ぁああぁあぁああぁッ」


抵抗の言葉を紡げば紡ぐほど、電流のボルトを上げ、長時間流され続ける。


助けて…っ

郁人さん――!!


「くはぁっ…はぁ」

『芹那の身体ってさ、本当、綺麗だよねー…』

「……っ」


つま先から頬まで、気持ち悪い手つきで触れられる。


『この身体に刺青(いれずみ)入れてみたいんだよねー。』

「っ…!!?」


そこまで木下の言葉が聞こえて、今までの疲労と恐怖と緊張からか、意識を手放した――。



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