Only One
「さきほど、物陰から、この家を見つめていた不審な人物を発見しました。その人物は――」
「戸田、ね。」
「はい。戸田が、芹那さんの居場所も、知っていると思われます。」
「分かったわ。今すぐ、戸田の居場所を調べろと皆に伝えて!」
「はい!!」
やっと、動きだした藤咲探偵事務所。
「兄貴――」
「ん?」
「芹那は必ず、私たちが見つけ出すから。」
「――ぁあ。」
やっと、この二人にも、希望が見えだした――。