魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
コハクがドラゴンを睨みつけると、真っ黒なドラゴンは大きな口を開けて笑った。
『ほう?オレの言葉がわかるのか?ルーン語だぞ、人間にはもうルーン語を操れる者など…』
『残念だったな、俺は超がつく天才だからわかるのさ。つーかてめえさっきチビのことを“オレのベイビィちゃん”とか言いやがってマジで許さねえからな』
「コー?さっきから何喋ってるの?全然わかんないよ」
ラスにはドラゴンが“ぐるぐる”と言っていて、コハクが知らない言葉を喋っているのでひとり疎外感を感じ、コハクの胸を叩いた。
が、今は男と男の対決の時。
ラスに言い寄る者は人間ではなくとも絶対に許すことのできない魔王はラスの唇に人差し指をあてて黙らせると、見せつけるようにラスの頭を抱いて胸に押し付けた。
『その雌…ベイビィちゃんにはオレの卵を生んでもらうのだ。さあ今すぐ離せ。でないと俺の炎でお前を灰にしてやる』
『雌だと?卵だと!?このでっけえ蜥蜴のお化けめ、キレた!ぜってぇ許さねえ!チビにゃ俺のガキをバンバン生んでもらうんだからな!』
完全にキレたコハクはラスが炎を浴びても絶対に無事なように指を鳴らして結界を張ると、指をばきばきと鳴らした。
「ちょーっとそこに座ってろよ。すぐに終わるからな」
「コー?ドラゴンと喧嘩するの?喧嘩は駄目だよ」
「いやあ、俺にじゃれつきたいらしくってさ。軽く遊んでやるだけー」
それを素直に信じたラスは膝を抱えて座り直すと1匹と1人に手を振った。
「仲良くね」
『ベイビィちゃん待ってな、こいつを倒したらすぐに子作りを始めよう』
『ふざけんなてめえ!その羽むしってやる!』
怒髪天状態の魔王は目にもとまらぬ速さでドラゴンの背に駆け上がると厚底の黒い編み込みブーツでドラゴンのシンボルともいえる角を思いきり蹴り始めた。
「ぐららららぁ!」
ドラゴンが大きく咆哮し、ラスは両耳に指を突っ込んで暴れまくる2人を見つめながら、にこにこ。
マジ喧嘩とも知らずに1匹と1人に手を振ると声援を送った。
「頑張れー」
「チビ!俺を応援してるんだよな!?」
魔王、嫉妬。
『ほう?オレの言葉がわかるのか?ルーン語だぞ、人間にはもうルーン語を操れる者など…』
『残念だったな、俺は超がつく天才だからわかるのさ。つーかてめえさっきチビのことを“オレのベイビィちゃん”とか言いやがってマジで許さねえからな』
「コー?さっきから何喋ってるの?全然わかんないよ」
ラスにはドラゴンが“ぐるぐる”と言っていて、コハクが知らない言葉を喋っているのでひとり疎外感を感じ、コハクの胸を叩いた。
が、今は男と男の対決の時。
ラスに言い寄る者は人間ではなくとも絶対に許すことのできない魔王はラスの唇に人差し指をあてて黙らせると、見せつけるようにラスの頭を抱いて胸に押し付けた。
『その雌…ベイビィちゃんにはオレの卵を生んでもらうのだ。さあ今すぐ離せ。でないと俺の炎でお前を灰にしてやる』
『雌だと?卵だと!?このでっけえ蜥蜴のお化けめ、キレた!ぜってぇ許さねえ!チビにゃ俺のガキをバンバン生んでもらうんだからな!』
完全にキレたコハクはラスが炎を浴びても絶対に無事なように指を鳴らして結界を張ると、指をばきばきと鳴らした。
「ちょーっとそこに座ってろよ。すぐに終わるからな」
「コー?ドラゴンと喧嘩するの?喧嘩は駄目だよ」
「いやあ、俺にじゃれつきたいらしくってさ。軽く遊んでやるだけー」
それを素直に信じたラスは膝を抱えて座り直すと1匹と1人に手を振った。
「仲良くね」
『ベイビィちゃん待ってな、こいつを倒したらすぐに子作りを始めよう』
『ふざけんなてめえ!その羽むしってやる!』
怒髪天状態の魔王は目にもとまらぬ速さでドラゴンの背に駆け上がると厚底の黒い編み込みブーツでドラゴンのシンボルともいえる角を思いきり蹴り始めた。
「ぐららららぁ!」
ドラゴンが大きく咆哮し、ラスは両耳に指を突っ込んで暴れまくる2人を見つめながら、にこにこ。
マジ喧嘩とも知らずに1匹と1人に手を振ると声援を送った。
「頑張れー」
「チビ!俺を応援してるんだよな!?」
魔王、嫉妬。