魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
嗜虐心全開で拳に力を集約してドラゴンの脳天に叩き付けると、暴れまくっていたドラゴンが一瞬脳を揺すられて顎からどすんと地面に叩き付けられた。
『どうだでっけぇ蜥蜴のお化けめ!さあ俺に屈服しろ!俺とチビに謝れ!』
もう暴れないだろうと判断したコハクが背中から飛び降りてドラゴンの顔の前に立つと、ラスに恋をしてつがいになりたいと思っているドラゴンが勢いよく炎を吐きだした。
「うおっ!?」
「コー、大丈夫っ?」
さすがにラスが驚いて声を上げたが、コハクの身体は結界に包まれていて、本来は大やけどものの熱風もそよ風ほどにしか感じず、光のロープのようなものを生み出すと強度を確かめるように両手でひっぱりながら、にやついた。
『ドラゴンの丸焼きってのもいいな。まだ食ったことないんだよなー』
『人間の男か…長い間食っていないが頃合いだ。お前を食ってやる。そしてベイビィちゃんと…』
『だからそのベイビィちゃんってのやめろ!これでこうしてやる!』
網を投げるようにしてドラゴンの顔に向かって投げるとそれが鼻先に絡み付き、ぐるぐると回転しながらドラゴンの口が開かないように縛られ、じたばたともがいた。
『どうだ参ったか!さあどうだ屈服したくなっただろ?さあさあ、媚びへつらって謝れ!』
赤い瞳はSっ気全開で爛々と光り、騒ぎを聞きつけて出て来た四精霊たちが肩を竦めて呆れた。
「何やってんのよ」
「こいつがチビのことをいやらしい目で見るからに決まってんだろが」
「あんたの方がよっぽどいやらしい目で見てると思うけど」
ウンディーネに冷静に返され、それを否定せずに頷いてみせた魔王はベンチに戻ってラスを膝に乗っけた。
「もうじゃれつきタイムは終わったの?」
「終わったの。そんで今から俺とチビがじゃれつくタイムなの!」
口が開かなくなったドラゴンは怒りの唸り声を上げて魔王ににじり寄ったが、ラスが終始にこにこしていて手を出すことができず…そして閃いた。
『おいお前』
『なんだよ話しかけんじゃねえよ』
『オレと契約しろ』
――まさかのドラゴンからの契約の持ちかけに皆が唖然。
『どうだでっけぇ蜥蜴のお化けめ!さあ俺に屈服しろ!俺とチビに謝れ!』
もう暴れないだろうと判断したコハクが背中から飛び降りてドラゴンの顔の前に立つと、ラスに恋をしてつがいになりたいと思っているドラゴンが勢いよく炎を吐きだした。
「うおっ!?」
「コー、大丈夫っ?」
さすがにラスが驚いて声を上げたが、コハクの身体は結界に包まれていて、本来は大やけどものの熱風もそよ風ほどにしか感じず、光のロープのようなものを生み出すと強度を確かめるように両手でひっぱりながら、にやついた。
『ドラゴンの丸焼きってのもいいな。まだ食ったことないんだよなー』
『人間の男か…長い間食っていないが頃合いだ。お前を食ってやる。そしてベイビィちゃんと…』
『だからそのベイビィちゃんってのやめろ!これでこうしてやる!』
網を投げるようにしてドラゴンの顔に向かって投げるとそれが鼻先に絡み付き、ぐるぐると回転しながらドラゴンの口が開かないように縛られ、じたばたともがいた。
『どうだ参ったか!さあどうだ屈服したくなっただろ?さあさあ、媚びへつらって謝れ!』
赤い瞳はSっ気全開で爛々と光り、騒ぎを聞きつけて出て来た四精霊たちが肩を竦めて呆れた。
「何やってんのよ」
「こいつがチビのことをいやらしい目で見るからに決まってんだろが」
「あんたの方がよっぽどいやらしい目で見てると思うけど」
ウンディーネに冷静に返され、それを否定せずに頷いてみせた魔王はベンチに戻ってラスを膝に乗っけた。
「もうじゃれつきタイムは終わったの?」
「終わったの。そんで今から俺とチビがじゃれつくタイムなの!」
口が開かなくなったドラゴンは怒りの唸り声を上げて魔王ににじり寄ったが、ラスが終始にこにこしていて手を出すことができず…そして閃いた。
『おいお前』
『なんだよ話しかけんじゃねえよ』
『オレと契約しろ』
――まさかのドラゴンからの契約の持ちかけに皆が唖然。