魔王と王女の物語②-Chain of destiny-【完】
『俺はライダーなんかにゃならねえよ。ここにずっと居るつもりもねえ』
『こっちこそ願い下げだ。俺の背に乗るのはベイビィちゃんだけ。俺が絆を交わしたいのはベイビィちゃんだけだ』
『じゃあなんで契約を持ちかけた?』
またルーン語でのやりとりが始まってしまい、四精霊たちと一緒にやってきたアンドリューとウサギたちと合流したラスは胸に飛び乗ってきたウサギのふさふさの耳を撫でてじゃれていた。
その間コハクはラスを抱っこしたまま低い声でやりとりを交わし、ドラゴンの真意を問い質す。
『お前は魔法使いだな?だったら俺と契約を交わせるはず。お前と契約していればベイビィちゃんの傍に居れる。そうだろう?』
『ああ?てめえたかだか蜥蜴のお化けの分際で俺をだしにしようってのかよ』
『仕方がない、妥協策だ。いざという時お前の力になってやる代わりにベイビィちゃんとオレのことには口出しをするな』
『するに決まってんだろが!いいか蜥蜴よく聴け。チビは俺のもんなの!チビに卵を生ませようとするエロドラゴンと契約なんか…』
「コー、お話はまだ終わらないの?」
なるべく早く人間界に帰りたいラスが駄々をこね始め、コハクは仕方なくラスに事情を説明した。
「このドラゴンが俺と契約したいんだと。でもさチビ、俺は…」
「契約っ?だったらこのドラゴンとまた一緒に居れるの?ワンちゃんとか空飛ぶお馬と同じようにっ?」
…ラスが好奇心を持ってしまい、引くに引っ込めなくなった魔王は盛大なため息をつき、指を鳴らすと口に絡み付いているロープがするすると外れ、今度は明瞭にドラゴンが喋った。
『オレと契約しろ』
「…ちぃっとこいつの態度が気に入らねえんだけど、チビが喜ぶなら…」
「わあっ、ほんと?コー大好き!ドラゴンさん、これからよろしくね!来てほしい時はすぐに来てね!」
『もちろんさオレのベイビィちゃん』
コハクはイライラしつつドラゴンの前に立つと掌に魔法陣を描き、ドラゴンの額に当てた。
『これからはお前が俺の馬だ。チビの件は休戦するがチビを守り、第一に考えろ。わかったか?』
『わかった』
そして契約は成立した。
『こっちこそ願い下げだ。俺の背に乗るのはベイビィちゃんだけ。俺が絆を交わしたいのはベイビィちゃんだけだ』
『じゃあなんで契約を持ちかけた?』
またルーン語でのやりとりが始まってしまい、四精霊たちと一緒にやってきたアンドリューとウサギたちと合流したラスは胸に飛び乗ってきたウサギのふさふさの耳を撫でてじゃれていた。
その間コハクはラスを抱っこしたまま低い声でやりとりを交わし、ドラゴンの真意を問い質す。
『お前は魔法使いだな?だったら俺と契約を交わせるはず。お前と契約していればベイビィちゃんの傍に居れる。そうだろう?』
『ああ?てめえたかだか蜥蜴のお化けの分際で俺をだしにしようってのかよ』
『仕方がない、妥協策だ。いざという時お前の力になってやる代わりにベイビィちゃんとオレのことには口出しをするな』
『するに決まってんだろが!いいか蜥蜴よく聴け。チビは俺のもんなの!チビに卵を生ませようとするエロドラゴンと契約なんか…』
「コー、お話はまだ終わらないの?」
なるべく早く人間界に帰りたいラスが駄々をこね始め、コハクは仕方なくラスに事情を説明した。
「このドラゴンが俺と契約したいんだと。でもさチビ、俺は…」
「契約っ?だったらこのドラゴンとまた一緒に居れるの?ワンちゃんとか空飛ぶお馬と同じようにっ?」
…ラスが好奇心を持ってしまい、引くに引っ込めなくなった魔王は盛大なため息をつき、指を鳴らすと口に絡み付いているロープがするすると外れ、今度は明瞭にドラゴンが喋った。
『オレと契約しろ』
「…ちぃっとこいつの態度が気に入らねえんだけど、チビが喜ぶなら…」
「わあっ、ほんと?コー大好き!ドラゴンさん、これからよろしくね!来てほしい時はすぐに来てね!」
『もちろんさオレのベイビィちゃん』
コハクはイライラしつつドラゴンの前に立つと掌に魔法陣を描き、ドラゴンの額に当てた。
『これからはお前が俺の馬だ。チビの件は休戦するがチビを守り、第一に考えろ。わかったか?』
『わかった』
そして契約は成立した。