漆黒の黒般若
お信さんがはなしている間そこはあたしとお信さんだけの空間のように思えた


賑わう街、楽しそうに笑う同い年くらいの女の子達


しかし楠葉にそんな声は聞こえなかった


じっと、目の前で話すお信さんを見ていた



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