イジワル先輩の甘い恋の魔法




「何、食べに行きます?」



外に出た時に黒崎先輩にそう聞いた。



「何でも」


「じゃあ、焼肉がいい!」


「お前、肉ばっか食ってると姫ブーになるぞ。って、いってー!」



私は黒崎先輩の足に蹴りを入れた。



「そのあだ名で呼ばないで下さい!」



私はそう言って先を歩く。


追いかけてきた黒崎先輩は私の手をギュッと握った。


胸が“ドクン”と高鳴る。


大嫌いだった黒崎先輩。


でも、いつの頃からか側にいつもいて私を助けてくれた黒崎先輩を私は好きになっていた。


まるで甘い恋の魔法にかかったみたいに。



「黒崎先輩、好き……」


「はっ?何?聞こえねぇ」


「好き……」



私はそう言って、黒崎先輩の手をギュッと握り返した。




*イジワル先輩の甘い恋の魔法*
ーENDー





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