spiral
「…は?」
母親が恋した男は
父さんは、人間…?
「…なら大地は、天使と人間のハーフ!?」
風の言葉にじいさんは頷く
「左様。お主はほぼ人間ではあるが、天使と人間から生まれたハーフじゃ。
お主しか使えん光の力がその証拠。恐らく、夏蓮の魔法の名残じゃろう。」
「…光の、力。」
俺しか使えないあの能力
あれは、天使である母さんの影響?
「二人は出会い、恋に落ちた。じゃが、お主等も知っての通り、異種族間の恋愛はご法度。この恋が祝福される筈もなかった。」
異種族間の恋愛は禁止
俺達の中にある、暗黙の了解
「特に天界はもう反対した。申し訳ないが、わしもその内の一人じゃった。」
じいさんの声は少し沈んだ
「天界は、二人を引き離そうと試みた。
じゃが、その頃には二人は姿を消し…駆け落ちしていた。」